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ファーマー

Author:ファーマー
風とともに生きよ。 土とともに暮らそう。
3万円で軽トラ買いました。

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※予想の斜め上をいくような、ぶっ飛んだコメントお願いします


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春が来て読書

最近読んだ小説の中で良かったものを少しあげておく。死の泉を読んで百五円でこんなに贅沢していいのかと思ってしまった。金閣寺も凄かった。何が凄いのか表現できない。

死の泉/皆川博子
金閣寺/三島由紀夫
マンハッタン夜想曲/コリン・ハリソン
火車/宮部みゆき
眠り猫/花村萬月
猫の息子―眠り猫〈2〉/花村萬月
池袋ウエストゲートパーク/石田衣良

以下は図書館で読んだ私の趣味に関する本。
テント山行 (入門&ガイド)
ウルトラライトハイカー (ウルトラライトハイキング)
ハイカーの装備の実例。
ウルトラライトハイキングギア
道具について。9gのライトとか軽量化へのこだわりに驚いた。今のツーリングテントじゃ重すぎるのでツェルトやタープがいるかな。
今日から始めるキャンプツーリング (趣味の教科書)
デジタル一眼レフ 風景写真の撮り方教えます ~心に響く風景をデジタルで~
デジタル一眼レフ プロ級写真の撮り方教えます
28mmぐらいのレンズがあればなぁ。
ロングトレイルという冒険 -「歩く旅」こそぼくの人生 (生きる技術!叢書)
これは前に読んだけど、もう一度あげておく。セイシェルのフィルターインボトルが推奨されていて、これがあれば飲料水には困らない。必須だな。



この本の存在は以前から知っていたが、今回ようやく読む事ができた。人間はどれぐらいの道具があれば生きていけるのかという単純な疑問と、後は宗谷岬での年越しに向けての準備という事で、登山に関する本を読み知識を仕入れている。登山には興味を持っているものの、知識としてはほとんどなく、加藤文太郎、植村直己、最近の登山家では栗城史多、服部文祥ぐらいしか知らなくて、八甲田山死の彷徨と小西政継がモデルの氷壁の達人(GIGAコミックス)を読んぐらい。

ウルトラライトハイキングの元祖はエマおばあちゃんと呼ばれる人で、3500㎞を休養日無しで4カ月半かけて歩いたりと、とにかくロングトレイルをこなしている。持ち物は、軍用毛布、レインケープ、シャワーカーテン、簡易クッカー、安全ピン、針と糸、セーター。これに水と食料を合わせても9kg以下。要は、荷物を軽くする事で、遠くへ早く歩けるという事。

8~9kgのライトウェイトから4~5kgのウルトラライトにするための道具、後は自然の中で静かに過ごすキャンプの在り方について書かれていた。
以下はメモ代わりに書いておく。

ステイルキャンプ
宿泊地につく前に調理&食事を済ませ
食事後にもしばらく歩き
宿泊地ではただ眠るだけ
出発するときは動かしたものをもとに戻す

一回の食事量の目安。
朝食 100g
行動食 250g
夕食 150g

燃料は軽量化とゴミを減らすためアルコールストーブまたは、固形燃料を使い、200mlの水を沸かすだけで十分とし、フリーズドライやビーフジャーキー、サラミ、ドライフルーツ等を食べる。水は紫外線殺菌またはフィルター濾過し、8時間の歩行で2.4ℓ摂取。

小屋の近くの山も登山している人がいっぱいいるんだけど、カラフルなもっともらしい服装と重そうなバッグを背負い、立派なシューズを履いて登っている人が多い。見かけるたびにものすごく違和感を感じていた。走れば三時間程度で登って帰ってこれる山だからだ。彼らは彼らなりの苦行で自己満足を得るという楽しみ方があるのだと思う。

靴はランニングシューズ、もしくはトレイルランニングシューズが推奨されていた。走る民、ララムリ族は裸足にサンダルで山や谷、岩場もひょいひょい登って100㎞走破していたし、加藤文太郎は地下足袋で登っていたし、捻挫しないようにハイカットだとか、ソールは厚いものだとか、そういう登山靴を選ぶ必要はないのかもしれない。
それにしても、突き詰めるとこんなにも少ない荷物で生きていけるもんなんだなと感心してしまった。


こっちも読んでみた。面白い。


公園、大学、神社等どんなとこで野宿できるか紹介されていた。




もう一度上げておく。断熱の仕方が逸脱。

どうせ金持ちの道楽だろうという先入観があって読もうか迷ったんだけど、読んでみたら実際の所は違っていた。

能勢に二千坪の土地だけ買かったはいいが、奥まった所にあるので、周辺の土地も買わないと自分の土地まで行く事ができない。周辺の土地を購入する交渉をするが金はない。金が無い中、三年に渡る交渉を続ける。その間に売れてきて金が手に入ったので、最終的に七千二百坪すべての土地を手に入れる。

広大な土地を望みながらテラスで飲むコーヒー。釣り堀での魚釣り。ホタル観賞。農家のあばあちゃんに訊きながらのゼロから始める野菜作り。冬は雪遊び。

田舎の四季折々の様子を読むと、田舎の良さを再認識してしまったし、本当に田舎と野菜作りが好きなんだなと感じた。娘から見た田舎での暮らしの様子なんかは新鮮で面白い。薄くて読みやすい本。

都会は便利だけど、平坦すぎて感動する事がない。それに比べ田舎は、不便な事もあるが感動する事がいっぱい。本当にそう思う。副題の「人生に感動したっていいじゃない」っていうのもそういう想いから来てて、私ぐらいの歳で、仕事に打ち込めるわけでもなく趣味に打ち込めるわけでもないような人、家族を養うだけのルーティンワークに慣れきってしまった人、みんな感動する事もなくなってしまうんじゃないかと。

プロ野球だと、優勝する度に胴上げしてビールかけをして、「最高ですっ!」とみんな言うけど、それぐらい喜びたい。感動したい。何でもいいけど、何かそんな感動する事を起こして、それを届けたい。実はそんな想いが副題に込められているのである。

因みに、田舎に家を買おうとしていた事があって、能勢まで物件を見に行った事もあるんだけど、能勢はめちゃくちゃいい所。ぐるっと周れば兵庫、京都、大阪に行けるのでここより遥かに住みやすい。


何かに人生を懸けた人が好きだ。壮大な事だけに限らず、どんなしょうもない事でもいい。例えば腹筋をボコボコに割る事だけに人生を懸けた人でも、ゴミクズをいかに外さずにゴミ箱に投げ入れられるか、みたいな事でもなんでもいい。

退屈に埋没してしまい、無駄な時間から逃れられずに過ごしている大半の人とは違い、何かに人生を懸けてしまった人は、それを成し遂げるには一生の間に許された時間だけでは短いと感じていて、そこに人生の儚さであったり、美しさであったり、また、目的を達成するために完璧に体系化された知識の深さであったり、そういうものに人間としての魅力を感じてしまう。

「人間として生まれた以上、どれだけのことができるか試してみたい」

小学5年生の時に、100所帯のマンションを建てる事を決意した沢田嘉農さんの人生。製材の仕事をして木材について学び、誰に習うでもなく独学で建築を始める。結婚してからは妻の裕江さんに建築を教え、家を建てては売って資金を作り、時には詐欺に遭いながら、夫婦二人で資金難の中マンションを建築し続ける。

車で各階まで上がれるスロープ。屋上は野菜畑と水田。住人は自由に室内改造可。

「100人の味方より1人の敵をつくるな」
その信条から、詐欺に遭っても裁判は起こさなかった沢田さん夫婦。

「困っている人ほど助けてあげなければ」
家賃は安く、保証人、更新料なし。家賃は入居時のまま据え置きなので、10年前の家賃のままの1万3千円の入居者。年金暮らしの高齢者、体が不自由な人、シングルマザー、夫による家庭内暴力を逃れてきた女性を入居者に選ぶ。

娘ができると、娘にも手伝わせ、娘が結婚すると娘婿も加え、家族一丸となって100所帯を目指し、ユニークなマンション建築は続いていく。


孤独がテーマ

アガーフィアの森
宗教上の理由でシベリアの森の奥深くに隠れるように住み、人と一切関わる事なく生きてきた家族の話。ルイコフ一家のようなとことん人と関わらない生活が私の夢であり理想であるが、厳しすぎて現実的ではない。人と関わらない、経済活動を一切行わないという事は、服はどうするんだろうとか、靴はどうするんだろうとか色々疑問が沸き起こるが、私としては、そういう暮らしで作物を育てるとすると、肥料はどうするのかという事が一番気になった。読んでみるとやっぱりそうなるかと。答えが気になった人は読んでみるといいだろう。

中島義道/孤独について―生きるのが困難な人々へ (文春文庫)
他人から排斥されたがゆえに孤独である「受動的孤独者」は、身に突き刺さる孤独に耐えがたいであろう。だが、みずから選んだがゆえに孤独である「能動的孤独者」は、自分が他人を選びつつ、その他人との社交の「かたち」も選びつつ、孤独を楽しみ活用することができるのだ。

人間の醜さがことごとく見えてしまうあなたは、敏感なのだから。そして、そうでない人は鈍感なのだから。あなたは自分を変えなくてもいい。それでいいではないか。だが、そういうあなたは社会的には排除される。だから、あなたも社会から離れようではないか。そのうえで、あなたなりに豊かに生きる道を探そうではないか。世の中のありとあらゆる教育者は、孤独から抜け出て多様な人間関係のうちに生活せよと教える。彼らは「人は独りで生きてゆけるものではないからな」という、欺瞞の臭いが立ちこめる不潔きわまりない言葉を繰り返す。しかし、あなたはこうしたお説教に耳を傾けることはない。自分をごまかすことはない。無理をすることはないのだ。あなたは、孤独に生きるという素晴らしい道を追求するべきなのである。

自伝的な内容であった。著者のような人、ごく一部の人は非常に生きにくい生活を強いられている。そんな人達が豊かに生きられるといいと思う。

中島義道/ひとを“嫌う”ということ (角川文庫)
「人間嫌い」の根底にあるのは自己嫌悪。その自己嫌悪にはいびつな形での自己愛が伴っている。その考えに納得してしまい、色々考えてしまった。今も色々考えさせられている。

ジャック・フィニイ/ゲイルズバーグの春を愛す (ハヤカワ文庫 FT 26)
ファンタジックでノスタルジック。過去や時間という事がテーマ。SFのようでSFでない、不思議であたたかい傑作短編集。

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